ストレスの原因

飛行機はおよそ高度1万メートル上空を飛行しますが、
スペースシャトルは高度200~300キロだそうです。
その無重力宇宙空間を経験した初めての宇宙飛行士は、
地球に帰還した際、自力で立ち上がることができず、
祝福の花束ですら持っていることが辛かったとコメントしています。

解剖生理学で骨格・筋肉は、このエピソードを通し、
人間の骨や筋肉は刺激によって成長すると習いました。
初めて無重力空間で過ごした宇宙飛行士たちは、
足のかかとの骨がボロボロだったそうです。

ストレスって避けては通れませんが、骨や筋肉の成長に刺激が必要なように、
ストレスと上手く付き合って自身の成長につなげていきたいものですね。

その為にも、まずは
ストレスとはどんなものなのか理解することから始めましょう。

 

ストレスとは?

ストレスは「外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態」のことです。
天災や、新型ウィルスの流行、情報過多での不安の増大など、
日常的に様々なストレス要因(=ストレッサ―)が転がっています。
まず自分にとっての「ストレッサー」に気付くことが必要です。

ストレッサー ①環境的要因

外部からの刺激がストレスになっている場合です。
例えば地震やゲリラ豪雨や、猛暑、寒波などが当てはまります。
自然の脅威には真っ向から立ち向かうというより、
私たちは昔からこうしたストレスに対しては、
工夫を重ねて受けるダメージを最小限にするようにしていますね。

ストレッサー ②身体的要因

これは、病気や睡眠不足など体にまつわるストレスです。
痛みというのも大変なストレスだと思いますが、
実は脳は一度にひとつの感覚しかわかりません。
感覚や神経と密接ですが、神経にも太さがあり、
それぞれ伝達速度が違います。実は痛みの神経は細く、
触れる・圧をかけるという感覚の神経の方が太く、
早く脳に伝わるそうです。子供の頃、ぶつけたり、
転んで痛い時、母から「痛いのいたいのとんでいけ!」と
ゆっくりとさすってもらった時、なぜか痛みが和らいだのも、
ちゃんと医学的に根拠があったのですね。

ぶつけた後は痛いといいながら、無意識にさすっているのも納得です。

また、脳が喜ぶ睡眠時間は、7時間以上9時間以下だそうです。
睡眠不足でも眠りすぎても、うつ病のリスクをあげてしまうとのことです。

ストレッサー ③心理的要因

これは、不安や悩みなど心にまつわるストレスです。
例えば、過去の失敗で傷ついてしまったら、その感情が残っていて、
同じような状況になった時にまた失敗してしまうのではないかと
ネガティブになってしまうような不安、自分軸でなく他人軸で判断してしまって、
悶々と自己嫌悪になるような悩みです。

ストレッサー ④社会的要因

人間関係や仕事がうまくいかないなどのストレスで、
私たちのストレスの大半を占めるかもしれません。
「職場の雰囲気・人間関係」は離職原因の上位を占めます。

変えられるもの・変えられないものを分類

天災や相手は自力で変えることは難しいかもしれませんが、
自分でコントロール可能なことを探してみます。今自分が感じているストレスで、
①自分でストレッサーを変えることができる 
②ストレスの環境下でも、自分か変われることがある 
③コントロール不可、でも距離をとれるか
という3つを考えて、感じながら、自分を客観視してみます。

その時の基準はあくまで自分です。
今までの人がこうしてきたから、私もこうでなければならない…
ということはありません。自分がどう感じているかを意識しましょう。

ストレッサーそのものを取り除くことができれば、改善は早いでしょう。
同じストレス状況でも、真面目で責任感が強い方だと、
無意識に自分でネガティブフィードバックをしていることがあります。

過剰な反応や、自身にネガティブフィードバックしていることに気づいたら、
そんな自分を緩めてあげるだけで、ストレッサーを消せなくても楽になることがあります。

それでも、どうしても沈んでしまうようなことであれば、
まず、ストレッサーから距離をとるという選択肢があるか、
一時的でも距離をとって、心も身体もゆっくりと弛緩してあげ事が必要です。

その為にも、日常から、自分がどこにいると、誰といると、何をすると、
安心・安全な状態で居心地の良さを感じられるか、知っておくことが大切です。

私たちの身体は、小さな宇宙のように繊細だけど力強いプログラミングがされていて、
ホメオスターシスという元に戻ろう、バランスをとろうとする力が備わっていることに感動します。

200~300キロ上空にも未知な宇宙が広がっていますが、
私たちの体内も細胞や分子レベルで見てみると、不思議な未知の世界です。
毎日60兆個くらいの細胞が体内で頑張ってくれていることを信じて、
成長に必要なストレスとして、ポジティブに捉える対応を心がけたいですね✨


<記事担当>
記事執筆:Meg
記事編集:Sachi

 

<参考文献>
・厚生労働省HP. 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス
    https://www.mhlw.go.jp/kokoro/first/first02_1.html (参照2019.2.28)
・Woman type. 中野信子が脳科学で解決!働く女性のプチうつ予防&改善策とは
 2016.6.13 Woman-type.jp(参照2019.2.28)
・長島司. 精油の化学. フレグランスジャーナル社. 平成26年.p.78,p.128~137
・加藤俊徳. 脳を「接待」する!. 清流出版. 2019.1. p.68~p.73
・岩村吉晃. 神経心理学コレクション「タッチ」. 医学書林. 2001. P.28~p.29

 

 

 

 

 

 




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